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【ペップ・グアルディオラ】新時代のサッカー戦術



こんにちはシエルです。


今日は世界で最も先を行く最先端のサッカーについてご説明します。

 

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最先端を作り続ける指揮者
ペップグアルディオラ

 

★はじめに

 サッカーというスポーツは常に進化し続ける。

選手、監督、サポーター、関係者すべての支えがありここまで来た。

だがこれで終わりではない。

様々な特徴を持った選手、様々な考えを持った監督この組み合わせが尽きる限り。

彼が作り出すサッカーに触れたことはあるだろうか。

考えれば考えるほど世界観に吸い込まれていく。

ペップのサッカーはボール支配を目的とした試合が多い。

選手自分たちで考えピッチのどこにスペースがあるのか、どこに人が立っているのか、全身方法、相手によってサッカーを可変できる能力を見つけ引き出す能力をペップは選手に教える。

 

★サッカーを考え続ける指揮者

 サッカーは選手だけで行うスポーツではない。

選手の個性を知りそれをうまく操る指揮者が必要だ。

この記事では様々な考えを持つ監督に焦点をご説明したい。

常に新しい戦術を生み出すペップは私たちの想像を遥かに超えてゆく思想を持っている。

ピッチ内にはサッカーにはボールを持つ選手、ボールを受ける選手、ボールを追いかける選手、ボールを見ている選手がいる。ボールを中心に選手は動く、1つボールが移動することによって選手の走る距離は大幅に増える。

サッカーは個人のスポーツではない、集団でゴールを狙うスポーツ、相手の心理を読み、3つ4つ先を読む。

この考えがペップの柱となっている。

 

 

★ポッゼションサッカー

 グアルディオラが考えるサッカーはいわゆるポゼッションサッカーだ。

ポゼッションとはボールの保持率を高めること。

圧倒的な支配率を求めるグアルディオラは選手に判断力、認知力を求める。

ボールを持っていないときの動き(オフザボール)、に関しては特に厳しい。

もちろんサッカーはボールを回すだけでは試合に勝利することが出来ない。

ボールを回すことが目的ではなく、ボールを回すことによって相手の隙を見つけるのが目的。

それにこだわっているからこそ相手の弱点をすぐに見つけることのできる監督だ。

グアルディオラはまず練習では必ずロンド(鳥かご)をさせる。ロンドではポゼッションサッカーに必要なすべての要素が詰まっているからだ。

判断のスピードが重要視される中で、ボールを受ける前、ボールを持った時、ボールを出した後、その選手が何を考えているのかを考える。

そうした中で選手の個性をいち早く見つけることが出来る。

 

★オフザボール

 グアルディオラが指揮するチームで選手たちのオフザボールの質は一流だ。

どこにスペースがあるのか、どのタイミングでボールを受けるのか、相手が嫌がる位置はどこなのかを素早く指揮する。

ボールを受けるにあたって止まったままではすぐに取られてしまう、なので動きながらスペースを見つけて受けなぇればならない。

しかし一つだけ前線の選手が止まったままボールを受けることのできる方法がある。
デスマルケ」和訳で裏を取る動き。

相手と駆け引きをしながら裏のスペースに走るのか、足元で受けるのかを判断し騙すことだ。

 選手は常にフリーでボールを持つことを考える。

そのためにはオフの動きが必要となるのだ。

 

★幅、深さ、ハーフスペース

 グアルディオラがよく口にしていた。

幅を取れ。深さを取れ。ハーフスペースに立て。

幅を取るということはコートを広く使えということ。

狭いスペースだけでの個撃はリスクが高い。

コートの横幅全体を使い相手のスライドを遅らせること相手の混乱を煽ることが目的だ。

深さを取るということは後ろにパスラインを作るということだ。

進行方向は前でも前に進めなかった時、後ろに戻して攻撃をやり直すことを考えている。

ハーフスペースこれはコートを縦に5つに分けたときサイドと中央にある間の2つのスペースだ。

ディフェンスの位置を定めるのはとても大事なことファーストディフェンダーによって次のディフェンスの位置も変わってくるしかしここに自選手が立つことによって相手の混乱を招く。

相手からすればファスディフェンダーが決まりづらくなるのだ。

 

★偽者

ほとんどのチームはポジションを固定しますがペップが考えた戦術として偽サイドバックというのがあります。

自分たちのビルドアップ時にセンターバックが幅を取り、アンカーの選手は最終ラインの真ん中に落ちる、その時サイドバックは中に入りアンカーのポジションに入ります。

そうすることにより相手チームのディフェンスを混乱させる事ができます。

 

★まとめ

 いかがでしたでしょうか。判断、スペースの管理、オフの動きにこだわり続けるグアルディオラの思想。

試合を見ていると考えがよりリアルに感じることが出来ます。

ポゼッションへのこだわりを考え自分にしかし出来ないサッカーを生み出すのは彼しかいないでしょう。

ボール支配することは試合を支配することにつながります。

今後も注目して見ていきましょう。

 リヴァプール、パリサンジェルマンの指揮官をまとめた記事も書いておりますので是非御覧ください。↓↓↓

 

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