シエルブログ

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プロに育てる指導法とは?【キッズ・中学生対象】

🐓こんにちわシエルです!

 

🐓今日はプロに育てるキッズ、中学生の指導をお教え致します! 

 

 

 

★はじめに

 

日本サッカーは徐々に進化を続けています。

 

その基盤としてジュニア、ジュニアユースのサッカー理解がとても重要になります。

 

サッカー理解とは幼少期どのように教えられてきたのかがプレーに出ます。

 

今回は必要な要素を細かくご説明できたらいいなと思います。

 

私は現在ジュニア、ジュニアユースのサッカーコーチをしております。

 

チームにはナショナルトレセンになり次代表を目指す子もいます!

 

そのような子を育てた練習メニューを伝えれたらいいと思います。

 

★幼稚園年長

 

当クラブでは幼稚園年中の頃からスクールを開始しております。

年中クラスのトレーニングメニューでは主にボールがどこに動くのかを把握させる

ことを目標に練習をします。

 

⚽ボールの行き先

 

1、ボールを転がし真っ直ぐ転がってくるのか、スピードによってどう曲がるのかを感覚的に覚えさせます。

2、ボール上に投げてどこに落ちるのか、どの高さにバウンドするのかをこちらも感覚的に覚えさせます。

 

1.2を初めの15分ほど行います。

この練習を行うことにより、小さい頃から自分を中心とした2D3Dによるボールの動きが身につきます。

 

 

 

⚽センスの育成                                                                               

 

3、ボールを足で触り蹴って走る蹴って走るを繰り返し行います。

これはドリブルとは違いボールが遠くに離れます。どのくらいの強さで蹴れば走る距離が無くなるというのを自分たちで身につけることが出来ます。

 

3.を15分行います。

この練習をすることにより、自分のどこの足で触れたらどこに動くのか、力の加減を覚えさせます。

ドリブルの成長としては

キッズ

ボールを蹴る→ボールを見ながら追いかける

ジュニア

空いてる場所にボールを蹴る→周りを見ながら距離を詰める

というように成長して行きます。

  

 

⚽ツーゴールゲーム

 

4、ゴールを2つ作り、どちらでも決めてもいいというルールを作ります。

まず年中さんはルールの意味が分かりません笑

どのように説明するのか

赤いお山とお山の間に蹴ってボールを入れてとだけ伝えます。

そうすると小学生特有の団子サッカーから抜け出す癖をつけることが出来ます!

 

ざっとこのようなメニューを考えることでこれから日本の将来を担う選手が育てられることだと思います!

 

サッカー理解の骨格はキッズから意識を固めないと小学生高学年から中学校で体格が出来た時により情報量を少なく自由にプレーをすることが出来るようになります。

 

足元の技術、空間認知、ボールの方向はある程度小さいうちに身につけられるようになれば認知の部分のレベルが格段に上がると思います。

 キッズは指導に楽しさ、面白さがないとすぐに飽きちゃいます。

笑顔をうまく引き出せるように指導者自身が楽しめることが1番です。

 

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サッカー大国を目指してこれからも指導を続けて行くのでよろしくお願いします。

 

 

★中学生 

⚽️ドリブル中心のジュニア期

 

日本の特徴とも言えるでしょう。

 

ジュニアは徹底してドリブルをさせる。

 

なぜコーチはドリブルにこだわるにでしょうか?

 

それは私にもわかりませんが、サッカーを一番楽しく練習できる方法はドリブルだからなのかもしれません。

 

個人的にはドリブルの練習はオススメしません。

 

なぜなら個人で練習できるからです。

 

少年団やクラブでは集団でしか出来ない練習をさせましょう。 

 

例えば

「ロンド」「ポゼッション」など

 

中学生になると早い判断、細かい認知力、スピード、フィジカルが求められます。

 

スピード、フィジカルに関しは個人差があるので難しい部分もありますが、判断、認知は多少の訓練が必要になります。

 

ジュニア期から身につけておきましょう。

⚽️中学サッカーに必要3つの要素

 

・技術

 

これは当たり前ですね。

 

基本的な止めて蹴るの技術もそですが、相手、味方、スペースを見ながら判断する技術が必要になってきます。

 

ジュニアより一つ一つのスピードが格段に変わります。

コートの大きさが広くなる分、足の速い選手がとても有利になり、それに対応するディフェンダーの賢さによってチームに差が出ます。

 

中学に入学し選手にとってはとても考えることが多くなりますが頭を使った分成長します。

 

疑問に思い考えることが大切です。

 

・理解

 

先ほどもお話ししましたがサッカーは自分の中で判断し、実行するスポーツ。

ジュニア期に感覚でうまく行っても中学はそうはいきません。

 

どのスペースに誰が立っているのか?

前進するには自分がどこにいなきゃいけないのか?

カウンター時の対処は?

スペース、ゾーンの管理は?

など

11人制になった分相手が増え素早い実行力が必要になります。

 

サッカーは自由に見えて一つ一つ決まりがあり、役割が決まっています。

その役割をサボるとチーム全体が崩れます。

 

チームの戦術を理解した上で個人のやるべき事をしっかり果たせるように責任感を持ちながら試合をしましょう。

 

・楽しさと謙虚

 

20年以上サッカーに関わってきました。

 

やはり成長が止まらない選手はいつでも謙虚の気持ちを持っており決して天狗になるとこはありません。

 

王様気分になった時はそれ以上上手にならないと思っていた方が良いでしょう。

 

中学生になると急に鼻が伸びる選手が多く存在します。 

 

身近な選手を尊敬出来る選手になりましょう。

 

★まとめ

 ・キッズを教えるはとても大変なことです。

言葉がわからない

バラバラになってまとまらない

目的がわからない

楽しませないとサッカーが嫌になる

など

様々な面でシビアに指導しないといけません。

点を決めることはこんなに楽しいと言う事を前提に教えていきましょう。

 

・中学生はとても難しい時期。

 

自分の思い通りにに行かない事ばかり、考えることが多くストレスを抱えるの時期ですが、そうならないためにもジュニア期のうちからサッカーに必要最低限の鉄則は身につけておきましょう。

 

サッカーを通じて成長する力を身につけるために必要ことを書いた記事がありますのでよろしければ御覧ください。

 

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