シエルブログ

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サッカーで成長するために必要な力とは?(親子の関わり)

 


🐓こんにちはシエルです。

 

・選手に差が生まれやすくなるポイントを説明していけたらと思います。

 ・ジュニア期のサッカーに対する意識についてお話ししたいと思います。

この2点についてお話ししていきます。

 

 

 

 成長する選手としない選手

⚽️はじめに

・サッカーは人によって成長スピードが変わります。

その中で最も伸びるスピードが変わる時期が小学校高学年から中学校に変わる時です。

体格はもちろんですが、脳の成長変化も違いが出ます。

今回は選手同士のどのタイミングで差が生まれるのかをお話しします。

・ ジュニア期のサッカーは選手にとってとても貴重な経験。

中学でもサッカーを続けるのか、はたまた違うスポーツに挑戦するのか。

それは家庭の事情もありますし個人の意見もあります。

どちらにせよ私は子供たちにサッカーをやめて欲しくはありません。

今では世界一のスポーツかもしれませんがまだまだ楽しめる部分が多くあり、この先もずっと盛り上げていきたいからです。

そのためにはまず日本サッカーの育成。

ジュニア期のサッカー意識が大切になって来るのです。

「親の関わり」「目標」「心構え」この3つの視点からお話したいと思います。

 

 

⚽️天狗になる選手

チームで上手な選手に有りがちな事は鼻が伸びているということです。

自分は上手でチームの選手を下に見る選手は成長が一気に止まります。

自分のプレーに自信を持つ事はすごく大事です。

しかし他の選手に暴言を吐く、コーチの指示を全く聞かない。

天狗になってる選手の特徴です。

逆に成長が止まらない選手の特徴としては、

いつまでも自分相手に戦っている。

コーチの話を目を見開いて聞く。

このような選手は日に日に驚かせられるプレーを見せてくれます。

 

⚽️仲間の試合を真剣に見る選手

サッカーをやっている中で一番刺激を与えてくれるのはチームメイトです。

そのチームメイトの試合を真剣に見る選手は何かを吸収しようという気持ちが強く、例えそれがBチーム試合でも「自分ならこのようなプレーをする」などと考えています。

練習試合は特に次に自分の試合がある中でさっき見てたチームのいいところをすぐに真似できるのでいい意味でプレーを盗む事が上手です。

 

⚽️切り替えができる選手

よくチームでいつまで経ってものんびり、いつまで経ってもダラ〜ってしてるチームを見かけます。そのようなチームは当然試合になっても戦えません。

オフザピッチとオンザピッチの区別をつけれない選手はチームとしても一プレイヤーとしても成長はしません。

切り替えができる選手はコーチの笛が鳴った瞬間、グラウンドに入った瞬間、練習が始まる瞬間に目の色が変わります。

ずっと集中しろとは言いません。そりゃ大人でも無理な事ですから。

しかし練習、試合が始まったら気持ちを切り替えてるようになりましょう。

サッカーは集中した分だけ伸びるスポーツです。

 

⚽️高学年に有りがちなサボる習慣

4年生まではどんな試合でも勝てるように必死に練習してきた選手も多いかと思います。しかし高学年になれば少しずつチームも勝ちが増え練習の手を抜く選手が多く見られます。

反抗期も近づいていると言うこともありおれが一番だ。とかコーチの言うことを無視する。などと反抗的になりがちです。

この流れからしまいには練習をふざける選手が多いです。

そのような選手に成長は感じられません。

練習を楽しくやるのとふざけてやるのでは意味が違います。

練習1つを意識してできる選手になりましょう。

 

★ジュニア期のサッカーに対する意識

⚽️親の関わり

ジュニア期のサッカーは親の関わりがとても大事になってきます。

その中で子供の成長を妨げるNG 行為をご紹介します。

 

・無駄なお手伝いが多い

試合中によく見かけますが選手に対して過度な手伝いが多すぎるということです。

小学生になって靴紐を親に結んでもらう。

着替えてを一緒にする。などまずありえません。

自分で出来ることは子供にやらせましょう。

もし出来なくて困っていた場合は我慢して見守る事も必要です。

 

「サポートが必要な場面

ドリンクの配給。

体調不良や怪我の対処。」

送迎関係。など大人しか出来ない部分はサポートをしてあげるようにしましょう。

 

・試合中の距離

試合中に気になるのが親の距離です。

近くで応援がしたい。とおっしゃる親が多く見られますがコーチや選手からすれば正直に言って邪魔にまります。

選手にとっては試合に集中したい、でも近くで見られたらプレッシャーだしなんか緊張する。

という声をよく聞きます。

コーチにとってもコーチングに影響します。

応援してもらうのはとてもありがたいし嬉しいですがチームのためにも距離を考えて欲しいです。

 

・サッカーの話

家に帰ってお子さんとサッカーの話をよくする親さんが多いです。

このようなことはとても素晴らしいです。

しかし内容によっては子供のやる気を損ねてしまう可能性があります。

 

細かく確認

試合のプレーを細かく確認することは選手にとってストレスです。

『次の試合まで改善ができない。

「じゃあやってみろ」の気持ち。

改善方法の模索など』

試合を分析されるとモチベーションが下がる傾向があります。

 

子供と接する距離を考えて関わるのが大切です。

 

⚽️目標

サッカーをするにあたって何を目指しているのか目標を持つと上達につながります。

暇だから。友達がやっているから。

このような気持ちだといざ試合になった時、相手に対して弱気になります。

「県大会、全国に出たい」「あの選手みたいになりたい」「相手の選手に勝ちたい」など目標を持たすようにしましょう。

もっとサッカーが好きになり、本気で取り組む姿勢が見れると思います。

 

⚽️心構え

 サッカーを始める前にどのチームを選ぶのか親に選択が迫られると思います。

しかし中学、高校などこれから子供だけでは選択ができない場面が増えてきます。

親はチーム情報を調べ慎重に選ぶ事をお勧めします。

間違えて合わないチームへ行った場合は移籍や退会がめんどくさくなります。

そうならないためには子供の選択権を主張しましょう。

 親がいくら「こうしなさい。ああしなさい。」と言っても子供の意識が変わらないとサッカーは絶対に上手になりません。

お金の事情や家族の事情なのであれば仕方がない部分もありますが子供も自分から「これがしたい。こうなりたい。」と言える選手になれる力を持って欲しいです。

 

★まとめ

今回は選手がどんな時に成長するのかをお話ししました。

小学生には様々な可能性があり多動力の塊です。

そのような時期に押し付けて指導するのは子供の成長を妨げる可能性があります。

かと言って何もかも許してしまうといいことと悪いことの区別がつかなくなります。

サッカーのコーチにかかわらず指導者全体を通して負荷をかける時と緩める時のバランスが必要になってきます。

成長できない項目をいくつかあげましたが、これだけは言えるでしょう。

サッカーが上手になっている子はこのようなことをしていません。

是非参考にしてみてください。

 私はサッカーを通じて子供がしっかり育っていくためにサッカー以外のところでも人間として成長できるよう指導しています。

そのためには親のサポートがとても大事になります。

一つ一つの行動が子供の将来を変えます。

「プレイヤーズファースト」を目標に日本サッカーを盛り上げていきましょう。