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サッカー戦術を知る〜ビルドアップの方法4選〜【マンチェスターC・バルセロナ・レアルマドリード】

今回はビルドアップの種類と戦術方法を7選紹介します。

 

 

★はじめに

現在ではサッカー指導者の中でもビルドアップしないチームやそもそもビルドアップを知らないコーチが増えている。

ビルドアップとは最終ラインからの正確な組み立てのことを示す。

キーパー又はディフェンスラインからボールを失わず得点まで持ち込むことだ。

ビルドアップの目的として

・ボール保持率を上げる

・スペースを活用しやすくなる

・一人一人の運動量を振り分けることができる

など様々な利点があります。

 

★ビルドアップの種類と戦術方法

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はじめにこのようにポジションが分かれていたとします。

 

味方青:4ー3ー3

相手赤:4ー4ー2

 

1、 【ダウンスリー】

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👉方法:

1、サイドバックの5番と2番は広く幅をとる

2、3番と4番は高い位置をとる

3、8番と9番はハーフスペースへ入る

👉メリット:

1、高い位置で枚数を増やした攻撃が出来る

2、ハーフスペースにボールを入れやすくなる

3、中盤の人数を増やすことが出来る

4、相手のフォワードを混乱させることが出来る

👉デメリット:

1、相手が2トップの場合味方のディフェンダーが3枚なので薄い守備になる

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2、【偽サイドバック】

 

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👉方法:

1、中盤の選手は少しサイドにずれてスペースを空ける

2、 11番の選手は高い位置を取る

3、4番の選手は空いた中のスペースへ入る

👉メリット:

1、相手中盤の混乱を招く

2、中盤の数を増やす事が出来る

3、ボールを相手に取られた場合にすぐ回収する事が出来る

4、ディフェンスラインからのロングボールが多用しやすくなる

5、相手ディフェンスがコンパクトになるのでサイドが空く

👉デメリット:

1、カウンター時に4番のスペースが空くので注意しなければならない

 

 

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3、 【クロースロール】

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👉方法:

1、サイドバックの選手は高い位置、ハーフスペースに入る

2、 サイドバックが空けたスペースにアンカーが入る

3、6番、11番の選手は中へ走りサイドのスペースを空ける

4、10番の選手は空いたスペースへ走る

5、アンカーの選手は対角へ配球する

👉メリット:

1、前線に厚みが出る

2、対角のボールなので相手は処理しにくい

3、前、中にボールが落ちるとチャンスが出来やすい

4、ディフェンスラインはそのままの人数なので安定する

👉デメリット:

1、後ろに弾かれるとセカンドボールの回収がしにくい

 

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4、【最終ラインからの運ぶドリブル】

 

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👉方法:

1、サイドのハーフはハーフスペースへ入る

2、 サイドバックは高い位置をとる

3、アンカーもしくはインサイドハーフ、ボランチの選手はサイドバックのスペースへ落ちる

4、空いたスペースへドリブルし状況を見てラストパスを送る

👉メリット:

1、スペースを埋める事が出来る

2、ゾーンの進入が確実に成功する

3、味方が動く準備の時間が多く出来る

4、相手を2、3人寄せる事が出来る

5、困ったらバックパスの選択肢がある

6、相手のスライドスピードによっては対角が大きく空く

👉デメリット:

1、失えば最悪失点に繋がりやすい

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 ★まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回はビルドアップについてお話ししました。

最近ではサッカーの発達スピードが速くてついていくのも必死ですがその中でもまだ蹴って走るサッカーやオンザボールに必死になってるチームが多く見られます。

自分たちのサッカーを貫くことはすごく良いことだと思いますが、選手にとってそのサッカーは果たして成長出来るのかと言いことを優先に考えて欲しいです。

今では様々な戦術が出たり、色々な特徴を持った選手がいます。

チーム、環境、支えてくれる保護者、コーチ、はあくまで演出家。

選手が楽しくサッカーを目指して頑張りましょう。

「プレイヤーズファースト」を作る為の一つの方法としてビルドアップの方法をご紹介しました。

たくさんの戦術に触れながらこれからも頑張ります。